整形外科は、運動器官を構成している全ての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、神経など)に生じる疾患や外傷を対象としている科です。そのため診療範囲は非常に広範囲で、脊椎・脊髄(首)、上肢(肩、腕、肘、手、指)、下肢(股、足、膝、指)、腰椎、骨盤など体の全身が該当します。
整形外科のおもな診療内容は、骨折や脱臼、打撲、切り傷などの外傷をはじめ、肩こりや腰痛、関節痛などの日常的に生じる身体の痛みや違和感なども含まれます。また、リウマチや神経痛などの痛みを主とする疾患の治療や、骨粗鬆症、偏平足や外反母趾などの整形外科疾患に関連していると考えられる障害の治療も行っています。
整形外科で行われる治療は病気や怪我を治すだけではなく、運動機能を回復するためのリハビリテーション(リハビリ)も含まれています。